paintworks SMITH | Honey Note |
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丸48時間放置です。
はみ出たボンドはカリカリに乾いております。
ふと考える。
この接着、ずれて失敗してたらどうやってやり直すのか?また折らないといかんのか?
貼り付ける人はみんな考えるんでしょうね~。
有る程度の知識や経験は要るでしょうが必要なのは度胸も何%かあるぞ、絶対.........
いえ~す、ご覧のとおり複雑骨折では無いので綺麗に接着なのだ。
しかしよく考えると何故こんな所から折れるか?
ヘッドに強い打痕あるのにここから?
?なんだか意図的にここを折った様な悲しさを修理中に感じるぞ、きっと不幸な過去があったのね。
こうして接合部のバリを削って割れ部を気持ちザぐってパテを挿すスペースを用意。
このパテは車両用ですが、カーボンファイバーの混ざった厚盛りタイプです。
砥ぎ上げた状態ですが、普通塗装がラッカーだと、パテと塗装をめくった際がうにうにと反応して困るんですがこちら、ラッカー仕上げのはずが反応無し............
塗装の薄さとすべりはラッカーですが、乾燥状態がBESTだとうにうに反応は抑えられます、見た目上はね、でなければ薄いウレタンでしょう。
こちらは後日判別。
この後ポリエステル系のパテにて最終成形後、サフェーサーです、ここまでは車の修理と変わらんです。
乾燥後研磨してマスキング。
そして調色、皆さんはこの作業がいたしいらしいですが私は本業ですからね........
塗装作業もポリエステル系で行きます、ただし塗膜は以前申し上げた如く極薄ですよ。
シンナーで塗料を薄める割合なのですが、細かい事を言っても伝わりませんので割愛しますが、参考までに、希釈は通常の倍で塗装回数は3回です。
塗装の足付けは800番以上ですよ。
コレでOKなのです。
何故とお思いでしょうが、実は当会社には膜厚計と言う測定装置があります。
コレは塗装下の金属にどれだけの厚さの塗膜がのってるかをレーザーで測定するもので、通常車両塗装の基準内での保障膜厚を計りますが、一定条件で塗装すればその膜厚が計測でき、任意の膜厚にしたい時にはその厚さどおりのデータで塗装すれば良いわけです。
故に、有る程度以上の塗装技術があればラッカー並み(もしくは以下)の塗装が出来るわけですよ。
どーだい!?まさかここから真っ二つと想像できるかな!
はでなブレークでしたがトータル2時間かかってないのよね、実作業は。