適当にやっても2万円
真剣にやっても2万円
嘘や出鱈目でも2万円
このスペシャルオープンプライスで価値観のよく分からんでもまかり通ります。
よく言われる「高い」は実際作業をしてない人。
ホームセンターで5000円くらいでそろうリペア資材、最近はレクチャーまでしてくれるそうな。
ホームセンター資材で本職のような仕上がりは到底無理だし時間もわんさかかかります。
なので決して高いわけではないのです。
何も知らないお客様は適当に塗装しても傷や凹みが治っておれば
「綺麗に直ってますね、ありがとう御座います」
と、言われる方が多いです。
昔からの暗黙のルールで同業者に修理後の見分けが付かない仕上げが通常でしたが
ココ最近は利益を更に上げる為や効率を上げる為の材料や方法が出回りすぎてます。
本当の塗装を知っていただきたいですね、お金を頂く以上は.........
3枚目のすかした映り込みが綺麗でしょう、後に意味がわかるかもですよ。
1つ前のbBです、一般的に難しいと言われている1D4と言うカラー番号です。
タイヤ後ろの損傷ですが、塗装では色の違いを防ぐ為に隣のパネルも一緒に塗装します。
ここで、サフェーサ部は色が入りますがその20センチ周囲以外はクリヤーのみの塗装です。
このクリヤーのみ部が曲者で、横着も出来ますが仕上がりに大変影響がでるんですよ。
よくある雑な仕事の話ではクリヤー部をコンパウンドでバフかけしたり、作業しやすいフィルムのようなもので足付け(磨く)する方が多くないでしょうか?
まず、コンパウンドでは塗装が硬化後に密着が甘くはがれ易いですね。
フィルムもコンパウンド然りですがクリヤーの肌が作りにくくすかっ!と仕上がらないはずですし、更には元のクリヤを削り落としてない為にクリヤ層が厚くなり色相変化がおこります。
ゆえに画像のようにもとのクリヤーの山を削り仕上に1500番の耐水ペーパーで平滑にします。
この理由として塗装面の均一な平滑は作業時に肌が作りやすくまた、すかしの移り込みが新車塗装と
同じく移りこみます。
この辺が言われないとわからないとこでしょうか、プロが見れば一目で修理後とわかります。
因みに手抜き作業とこの作業は時間的に15~20分位しか変わらんのですよ。
でもこれを選択する技術者はもう少ないんじゃないですか?
次回は計測器を使い、数字的な話も織り交ぜましょう、知ってそうで知らない話ですよ~。