リーダーHONEY,車の修理で板金&塗装が本職であります。
この度は全塗装とセミレストアを記事にするんですが、「お仕事」と呼んでも
マニュアルに沿った手順では出来ないのがレストア。
下手に受けると、利益がありません。
故に、修理業界の経営者には敬遠されるのが事実。
しかしながら、私は経営者ではありません。
行った作業に対する工賃だけが仕事ではありません、ぶつけた凹んだ傷つけたと言う修理はおよそ
1万円から10万円が個人の財布から出る修理代金の範囲だと思います。
もっともリーダーHONEYの今現在いる、来客型店舗では3万円ぐらいが普通ですが、その他のケースですと
10万円以上は保険を使う形態が殆どです。
そうなった場合は修理金額は保険会社との交渉になる為、
普通の修理の常識外
な金額、つまりどれだけ高い金額を保険会社に払わせるかが争点になり、実作業からはぶっ飛んだ金額になります。
でもコレは言い様であり、むしろ正確なのは対保険会社への請求金額であり、保険対応外は店とお客様の交渉により金額が決まっちゃったりします。
まあ、オープンプライスよりも安価?!になる事もあり、当店では(私ですが)定価(保険価格)同等以下での商売となるのが現状です。
結局、石油価格高騰により値上げとか、代車費用、洗車掃除割り増しなどは使える由もありません...
しかしながら、全塗装、レストアは上記とは意味が変わります。
お客様の満足感を満たす作業なので、割引をするよりもいかに高度な技術の提供で満足して頂けるかが勝負ですかね、更にはレストアにいたりましては今時点では価値の低い状態を
作業者の技術如何で価値の高い車両に仕上る訳です。
なので通常業務と違う故、カテゴリ分けです。
特に、アメ車は旧塗膜が扱いづらく同業者では敬遠されがち、当社スタッフでも苦手な方が居ります。
しかしながら、2,3社さまの取引があり、満足では御座いませんでしょうがお仕事を頂いております。
今回は毎度HONEYライブにも来て頂いてるショップの作業依頼です。
1950年代ですよ多分。
今現在エンジンレスこの状態でフロントフェンダーの塗装剥離&パテ&ハンマーでの面出しです。
現在の塗料が鉄板上の防錆材(錆止め、画像の茶色&灰色部)との密着が悪く、ステッカー剥がしのカッターで容易に剥れる為、そぎ落としますが、コレが以外に気持ちいいんです!
感覚的にかさぶた剥がす感や日焼けの皮むく感じ。
剥げるだけ剥がした残骸はこんなんです、フェンダーのグレーはおそらくエポキシプライマーといい、鉄板とその上の塗料を密着させる物、ここから剥げるのはコレを施工後の作業ミスで、足付け研磨不足もしくはエポキシの不良、管理不足でしょう。
その後、過去の修理後の処理ですが、パテの密着が思いのほか良いので剥がずに使いましょう。
ダメージ部の鉄板のハンマリング後パテ付け。
黄色部は損傷小ですがこうやって上部全般にパテを入れると後が楽です。
薄茶は多少厚めのパテ。
さて次回は、右フェンダーと今回部の面出しからサフェーサです、今月中には完成したいんですが
色を剥いでからの作業工程が決定なので出来ればいいですけど。
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