「あまりにも高く落札されたので送料と保険料3万は私が負担します」
なんて言われてやってきた
JUNKギター。
70~80年代のナビゲーターストラトモデルは軽く調べた範囲だと、10万前後のプライスで、当時のプレーヤーからも「鳴りの良いギター」と憧れの機材だったらしい。
ボディのグレコSE600も当時はリアルレプリカとして今現在の方が楽器評価は高いようだ。
この年代ではレスポールモデルのセットネック技術を高く評価され、当時の定価以上の金額で取引されてるんだよ、ちなみにトップ材のメイプルの質や厚みが採算度外視金額と言われてるらしいね。
とある評価では、セットネック(レスポール)よりもストラトモデルのクォリティーが高いよとまで言われてるが、やってきた子は混血なので分解して素性を明かそうというプロジェクトなのだ(勝手に)。
軽く弾きこんで分解に入ろうと思ったのだが、画像には無いが定番の「体重測定!」
結果、驚きの
3.5キロ!!いや~、ストラトでは軽いぞ、ライトアッシュの計量モデルで3キロ超、重くて(アルダー)では4キロくらい行くもの。
腐ってもヴィンテージなのだ。
生なりも乾いた振動がびりびり来るぞ!、期待をこめてアンプにプラグイン!!
.....ありゃ?
しょぼぅい!セレクターでフロントからリヤに切り替えるたび明らかに音が小さくなる、3っつセットの安物PUなのでしょうがないかというれべるではないな~。
まあ後で検体するからEか。
ソンでもって画像のヘッドはナビゲーターステッカーで、ペグはクルーソンデラックス、ブラス製のテンショナーは追加らしい、そりも無くクリアーはテカテカなのでウレタンっぽく見える。うっすら虎杢のVシェイプは良い抱き心地である
ネックプレートには「マツモク」の刻印がレトロを演出してる(グレコの昔はマツモク製だぞ)
明らかに違うボディーへ嫁ぎーのなのだろうね、穴埋めの痕跡、素人技ではないぞ。
ボディは元の塗装をペーパー掛けして砥ぎ落とし素人レリック.......これはいただけん....。
材はセンかアルダーの3Pで継ぎ目にクラックあり、なんかラッカーぽいかな、ネックにもボディにも刻印無く本籍不明である、しかも不思議に線香(香木?)くせ~。
キャビティ内は絶句!
きちゃない半田だ~、引っ付いてないし、トーンのコンデンサも無い。
ここをまともにするだけでいい音しそうだ。
指板は上質ローズウッドで色も濃い、フレットは減りが多く今回人生初のフレット交換を決意したのだ(無謀か...)
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